出エジプトの話の中に、モーセとエジプト王ファラオとの駆け引きがあります。 モーセが奇跡を起こすとファラオの呪術師も同じような奇跡を起こすのです。
悪霊も神のような奇跡を起こせるということです。
聖書は何度も、偽預言者、偽教師、偽の福音に騙されないように警告しています。
ですから一つ一つ、これは神?それとも偽モノ?と見分けることが大切です!
1.鵜呑みにしないで、まず疑う
「愛する者たち、どの霊も信じるのではなく、神から出た霊かどうかを確かめなさい。偽預言者が大勢世に出て来ているからです。」1ヨハネ4:1
大切なのは、全て、神のモノと偽モノがあるということを知ることです。
そして常に「これはどっち?」と疑い、すぐに受け入れないでが大切ですが、、、、、これが案外難しいです!いきなり疑うわけですから。
多くの人が、まず受け入れています。鵜呑みにしています。。。危険です!
例えば以下のような例があげられます。
神の教え? or 偽モノの教え(悪霊は聖書を使って惑わします)?
神の癒し、異言、奇跡? or 偽モノの癒し、異言、奇跡?
神のリーダー or 偽モノのリーダー(New Apostolic Reformation など)?
神の悔い改め? or 偽モノの悔い改め(責め続けるのは悪霊です)?
神の愛? or 偽モノの愛(そのままのあなたがいいよ、等)?
神にある兄弟? or 偽兄弟?
その他いろいろ 神か?or 偽モノ?か、、、
まず疑ってみましょう!勿論このブログもです!
聖書がそう言っているからです!
2.そして聖書に相談する
「ここ(ベレヤ)のユダヤ人たちは、テサロニケのユダヤ人よりも素直で、非常に熱心に御言葉を受け入れ、そのとおりかどうか、毎日、聖書を調べていた」使徒17:11
とあるように、常に聖書に向き合います。
「聖書に書いてあるか?」
「聖書の教えにかなっているか?」
「聖書全体の文脈や価値観に会うか?」が、大切です。
例えば、最近、金粉が降ってくる奇跡が起こる教会があるそうですが、このような奇跡は聖書にありません。完全に否定はすることはありませんが、私は受け入れません。
「茨からぶどうが、あざみからいちじくが採れるだろうか。~ このように、あなたがたはその実で彼らを見分ける。」-マタイ7:16,20-
実で見分けることは、重大なポイントです。この金粉の奇跡によって御霊の実、つまり愛、喜び、平安、謙遜、自制などの実が結ばれているか、吟味します。私には高慢の実しか感じられませんでした。
これ以上、この金粉が神からのものだという根拠がなければ、金粉の業を否定します。
3.先輩、指導者に相談する
成長、聖化がすすむことによって、見分けの感度が鋭くなっていきます。ですから先輩、指導者に相談するのもよいでしょう。
「固い食物は、善悪を見分ける感覚を経験によって訓練された、一人前の大人のためのものです」-ヘブル5:14-
とあるように、成長、聖化と共に目が澄んできて、高度の判別ができるようになるということです。
4.見分けの賜物(才能)のある人に相談する
神か?偽モノか?を見分ける特別な能力のある人がいます。もしそのような人が周りにいれば、その人に相談するのもいいでしょう。
「一人一人に“霊”の働きが現れるのは、全体の益となるためです。~ある人には奇跡を行う力、ある人には預言する力、ある人には霊を見分ける力、、」ー1 コリ12:7.10ー
とあるように、全てのクリスチャンには聖霊による才能が現れてきますが、その一つに「霊を見分ける賜物」があります。
5.相手の反応で、判断する
「わたしたちは神に属する者です。神を知る人は、わたしたちに耳を傾けますが、神に属していない者は、わたしたちに耳を傾けません。これによって、真理の霊と人を惑わす霊とを見分けることができます。 」1ヨハネ4:6
真理の言葉に耳を傾ける人は神に属する人です。
逆に、聞く耳を持たずに、怒ったり、上から目線でこちらの態度を批判したり、曖昧な態度でスルーする人は、神に属していない人の可能性があります。その相手の反応、態度でも見分けていくことができます。
6.本、メディア、ネット等で調べる
陰謀論等、最近は裏情報と言えるような本や、メディア、ネット情報が増えてきて、いろいろなことを見分けることを助けてくれます。
ただし、初めから、このような情報に頼るのは聖書的ではありません。まず、自分の中の聖霊に聞いてみることが大切です。
皆さんは、聖霊による見分けを実行していますか?私は、あまり出会ったことがありません。何でもまずネットで、警告サイト等を調べる人が多いと感じています。
でも気をつけてください!
ネットの情報は多くがフェイク(偽モノ)です!
大切なのは、まず全てを教えて下さる聖霊に聞いてから、ネットで調べる。または、聞きながらネットなどで調べることです。
「弁護者、すなわち、父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊が、あなたがたにすべてのことを教え、わたしが話したことをことごとく思い起こさせてくださる。」ヨハネ14:26
「しかし、いつもあなたがたの内には、御子から注がれた油がありますから、だれからも教えを受ける必要がありません。この油が万事について教えます。それは真実であって、偽りではありません。」1ヨハネ2:27
7.最終的に聖霊によって自分で判断する
祈ることによって聖霊に尋ねていくことです。聖霊が安心感や違和感などを通して教えてくださいます。慌てて判断することはありません。時間がかかることもよくあります。そして、誰に相談しようとも、先輩や指導者がなんと言おうとも、
最終的な判断は自分がしなくてはいけません。
その責任は本人が問われるのです。アダムのように「イヴが、そう言ったのです。」と責任転嫁してもダメです。これはとても大切なことです。
以上のように、終わりが近づいている今、私達は、騙されないよう、一つ一つのことを
よく祈り、聖書や人に相談し、最終的に聖霊によって判断し、しっかりと見分けていきましょう。
「生れながらの人は、神の御霊の賜物を受けいれない。それは彼には愚かなものだからである。また、御霊によって判断されるべきであるから、彼はそれを理解することができない。しかし、霊の人は、すべてのものを判断するが、自分自身はだれからも判断されることはない。」1コリント2:14-15