最近のウクライナ情勢を見て、心を痛めている人は多いかと思います。
苦しんでいる方々の真の解決のためにお祈りします。
コロナや、ウクライナ戦争、今までないインフレなど、世の終わりをますますと感じる今日この頃、私達クリスチャンは何をはたすべきでしょうか?それは、神様からひとり一人に与えられた役割ですよね。
教会はキリストの体といって、いろいろな機能の集合体です。人や団体によって、役割はそれぞれ違いますが、私は、、、、エゼキエル33章の見張り人(ウォッチマン)という役割を頂いていると思っています。
クリスチャンへの警告 | ウォッチマン ジャパン (endtimewatchmanjapan.com)
見張り人(ウォッチマン)?
今回は、ちょっと耳慣れないこの「見張り人(ウォッチマン)」という役割についてご紹介します。
1.見張り人(ウォッチマン)とは?
エゼキエルが神様から与えられた、警告の角笛(つのぶえ)を吹く役割が見張り人です。
「人の子よ、わたしはあなたをイスラエルの家の見張りとした。あなたが、わたしの口から言葉を聞いたなら、わたしの警告を彼らに伝えねばならない」エゼキエル 33:7
つまり、見張り人とは、危険や危機が来ることを神から受け取り、それをイスラエルの民(クリスチャン)に警告する働きです。
例えば、、、、
ある広い道を大勢の人が進んでいるとしましょう。もし、私がその先に危険な落とし穴があることを知っていたら、、、、
「そっちは落とし穴があって、危険ですよ!」
と大声で叫びます。これが、見張り人の警告という働きです。多くの預言者、使徒、イエス様ご自身も世の終わりの落とし穴について警告を発していますので、重要な働きだと分るでしょう。
2.誰に対する警告?
以下の聖句にあるように、
現代の霊的イスラエルであるクリスチャン、教会、特に指導者に向けた警告です。
「人の子よ、わたしはあなたをイスラエルの家の見張りとした。」エゼキエル33:7
「人の子よ、イスラエルの牧者たちに対して預言し、牧者である彼らに語りなさい。主なる神はこう言われる。災いだ、自分自身を養うイスラエルの牧者たちは。牧者は群れを養うべきではないか。」エゼキエル34:2
勿論、未信者の皆さんにも伝えるべきです。でも主な対象は信者や指導者です。
3.どういう警告?
神はイスラエル、指導者に対してどのような警告をしているでしょうか?
「わたしは悪人の死を喜ばない。むしろ悪人が、その道を離れて生きるのを喜ぶ。あなたがたは心を翻せ、心を翻してその悪しき道を離れよ。イスラエルの家よ、あなたはどうして死んでよかろうか。」エゼキエル33:11
とあるように悔い改めないと、死(滅び)へ向かうという警告しています。
「主なる神はこう言われる。見よ、わたしは牧者たちに立ち向かう。わたしの群れを彼らの手から求め、彼らに群れを飼うことをやめさせる。牧者たちが、自分自身を養うことはもはやできない。わたしが彼らの口から群れを救い出し、彼らの餌食にはさせないからだ。」エゼキエル34:10
とあるように、指導者が苦しめているので、牧会をやめさせ、羊を(教会から)脱出させると警告しています。
つまり、このまま悔い改めないと、、、、滅びや、教会崩壊が待っているというかなり、厳し~い警告です。
4.具体的に何の危機に対して?
では、具体的に何に対する警告なのでしょうか?
イエス様が世の終わりの警告をされているマタイ24章に沿って、現代において警告すべき、いくつかの危機、危険を挙げていきたいと思います。
①ニセ預言者、ニセ教師、ニセの教えの危機
「~人に惑わされないように気をつけなさい。わたしの名を名乗る者が大勢現れ、『わたしがメシアだ』と言って、多くの人を惑わすだろう。」マタイ24:4-5
「その時、人々は、あなたがたを苦しみに遭わせ、殺すだろう。また、私の名のために、あなたがたはすべての民に憎まれる。その時、多くの人がつまずき(背教し)、互いに裏切り、憎み合うようになる。」マタイ24:9-10
(このつまずきは外国語だと背教と訳すことが多いです)
そして、イエス様やパウロ達が同胞であるユダヤ人から最も迫害されたように、私達クリスチャンは教会から迫害されるでしょう。
終りの大背教は教会の中で進んでいる? - 聖書の知恵 (hatenablog.com)
「エゼキエル書/ 34章 10節
主なる神はこう言われる、見よ、わたしは牧者らの敵となり、わたしの羊を彼らの手に求め、彼らにわたしの群れを養うことをやめさせ、~」
とあるように、神様はその堕落した教会から離れなさい!と警告しています。カルト化した教会(バイブル・カルト)からの脱出 - 聖書の知恵 (hatenablog.com)
⑤反キリストと獣の印の危機
「預言者ダニエルの言った憎むべき破壊者が、聖なる場所に立つのを見たら――読者は悟れ――、そのとき、ユダヤにいる人々は山に逃げなさい。」マタイ24:16
そして、この反キリストとその獣の印という危険があります、「それが誰なのか獣の印とはどんなものか」よく目を見張って突き止める必要があります。これを受けてしまったら、天へはいけません。
5.見張り人(ウォッチマン)の働きは大変!
以上、見張り人の大切さが分かって頂けたかと思いますが、実は、この働き、とても難しく大変なのです。なぜでしょう?
①前例がない!少ない!
何でも前例がないことを実行するのは難しいですね。「見張り人?そんな働き、聞いたことがありませんけど。。。」と言って怪訝な顔をされるのです。実際、私が知っているのは、以下のサイトぐらいで凄く少ないです。前例がないことを実行するのは、どんな事でも大変です。
ハーベスト・ウォッチ - 聖書を通して世界とキリスト教をウォッチ (harvestwatch.tv)
②警告すると「裁いてはいけません」と否定される
実際「~は危ないですよ!」と警告するとよく言われるのが「人を裁いてはいけませんよ」という非難です。この「裁いていけません」(マタイ7:1)については、
裁いてはいけませんか? - inochinomizu’s diary (hatenablog.com)
をお読みいただければ詳しく解説してありますが、ニセモノの教えの一つです。
相手のために危険を知らせるのは当然なこと、しかし、嫌がられたり、非難されたり、、、、まさに孤独との闘いです。
③警告しないと、見張り人(ウォッチマン)が神に裁かれる
「しかし、見張りが、剣の臨むのを見ながら、角笛を吹かず、民が警告を受けぬままに剣が臨み、彼らのうちから一人の命でも奪われるなら、たとえその人は自分の罪のゆえに死んだとしても、血の責任をわたしは見張りの手に求める。」エゼキエル33:6
とあるように、警告をしないで黙っていると、、、なんと!その責任を見張り人に問う、ということです。。。。。。。厳しい!!たいへん!!
6.見張り人(ウォッチマン)の働きは、愛です
考えてもみてください!自分の目の前にいる人々が、知らずに危険な広い道を進んでいるとき、、、そのまま進むと危険な落とし穴に落ちると知っていたら。。。
皆さんならどうしますか?
優しくしてあげますか?何か良いものをプレゼントしますか?寄り添ってあげますか?
そんなことしても意味がありません!それより、
「危ない!その道は危険ですよ!」と大声で叫ぶべきですよね?
神様は多くの人が広い道を滅びに向かって歩んでいるのを嘆いておられます。
ですから、見張り人(ウォッチマン)の働きとは、人々を滅びの危険からお守りする、
すごくシンプルな神の愛なのです。
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