聖書の知恵

主を恐れることは、知恵の初め ―聖書―

主イエスのおかげで、高校合格!

「その高校は、あなたの子が行くところではありません。」


当時、私の娘は、中学3年生で、まさに受験戦争の真っ只中にいました。私も、少しは祈ることもありましたが、あまり真剣ではありませんでした。私たちが選んだ高校は、ほぼ実力どおりなので、安心していたのです。ところが12月の親子最終面談の日の直前になって、主イエスが語りかけてこられたのです。

私たちが選んだ高校は神のみこころではないと。


「そんなあ・・・今頃言われても・・・」

もうすべてが決まってしまっているので、今さら志望校を変更するのは、至難の業なのです。どうやら、主は、その地域で最も優秀なA高校を受験するように導いているようなのです。でもその高校を受験するには、通常、成績表で、あと5科目の(5段階評価の)5が必要なのですが、もうあとの祭りです。
 到底無理に思えたのですが、思い切って、その最終面談で、志望の変更を申し出ました。すると不思議なことに、担任の先生は「では、挑戦してみましょう」とOKをくれたのです。いつも「A高校は無理です。」と言っていたにもかかわらずにです。


 それから、娘の猛勉強が始まりました。今考えても不思議なくらいの集中力が沸いてきて、それまで以上に勉強をすることが出来たのです。


 そして、親の私は、猛祈祷の始まりです。それまでのいい加減な気持ちを悔い改め、主の御心を真剣に求め始めました。A高校がみこころだ!と確信がもてればいいのですが、そうはいかず、ただ、感謝をささげ、主に信頼できるよう祈りました。そして、その中で、学校の先生と以前できたわだかまりなどを悔い改め、先生を赦すように導かれました。受験を通して、親の私を訓練してくださっていることがよくわかりました。


 その中で、受験者の倍率が発表されたのです。残念ながら、その高校は例年になく、高倍率で、ますます狭き門であることがわかったのです。

「やっぱり、A高校はみこころではなかったのかあ。」

と大変迷いました。さらに主人が、A高校をやめ、もっと入りやすいところにするよう指示してきました。我が家は主人の意向がすべてです。一度決めるとどんなにお願いしても翻すことはできません。それで、今度は娘ががっかりしてしまいました。
 「主よ。もしA高校がみこころなら、娘が泣いて主人を説得するようにして下さい。」
その瞬間にこんな祈りが湧き上がってきて、心の中で、必死に祈っていたのです。すると、むすめが、いつに無く、号泣しながら「A校を受けさせて!」と主人に食い下がっていくではないですか。その姿には感動しました。そして、あの頑固な主人がOKをくれたのです。それからみ言葉によっても、やはりA高校を受けることを主が導いていることに確信することができましたし、発表の日まで、平安に過ごすことができました。

 

そして、とうとう「合格」の二文字を見ることが出来たのです!ハレルヤ!

 

後から振り返ると、A高校は家から自転車で5分、レベルも娘に合っていて、なにより、そこに集まる学生の雰囲気はは娘にぴったりであることがわかったのです。私たち親は、何もわからず全然見当はずれな高校を選びそうになりましたが、主は、すべてをご存知で、私たちをぎりぎりのところで、守り導いてくださったのです。


 最後に先生のところに「今回のことは(神の)奇跡だったと思います」と挨拶すると、先生も「そうですね。」と答えてくださいました。主イエスに感謝!