聖書の知恵

主を恐れることは、知恵の初め ―聖書―

教会とは何か?

教会と言えば、一般には、十字架のある建物とか、日曜日に礼拝する人達といったイメージがあるかと思います。

本日は「教会とは何か?」について考えたいと思います。

1.教会とは、神の家族

「従って、あなたがたはもはや、外国人でも寄留者でもなく、聖なる民に属する者、 神の家族であり~」 -エフェソ2:19-


結論から言って、教会とは、、、、神の家族!です。


天の父なる神と、
長男であるキリストと、
他の兄弟姉妹であるクリスチャンと、
聖霊によって繋がる、

神の家族!です。

 

2.まず一人一人が神の子となる


「しかし、言(ことば=キリスト)は、自分を受け入れた人、

その名を信じる人々には  神の子となる資格を与えた。」-ヨハネ1:12-


教会、つまり「神の家族」のメンバ―になるためには、
まず、一人一人がイエスキリストを救い主として信じ、ボーンアゲインして、神の子(クリスチャン)となる必要があります。
史上全て、世界中全てのクリスチャンは兄弟姉妹であり、(よくブラザ~!って呼び合いますよね。)家族であり、「公同の教会」と呼ばれています。

 

3.二人または三人

「二人または三人がわたし(イエス)の名によって集まるところには、わたし(イエス)もその中にいるのである。」  -マタイ18:20ー

次に、上の聖句が言っているように、

教会とは、
(神の子である)クリスチャンが二人、または三人以上、
(おしゃべり等のためではなく)キリストの名のために集まる
(キリストが導いている)集まり

のことです。これが実際の教会の最小単位であり基本です。牧師がリーダーであることが多いですが、必ずしも牧師は必要ありません。建物も自由です。必要なのは、キリストご自身の臨在、リードです。

一般の方もいつでもウェルカムです!

4.教会はキリストの体

「また、御子はその体である教会の頭です。」-コロサイ1:18-


「体は一つでも、多くの部分から成り、体のすべての部分の数は多くても、体は一つであるように、キリストの場合も同様である。」 -1コリント12:12-


そして、この聖句のように、教会は人間の体にたとえられます。
頭(頭脳)はキリスト、そして、足、手、目、鼻、、、それぞれの器官が、クリスチャンです。足は歩き、目はモノを見る等の得意分野がありますが、それを賜物と呼びます。つまり、それぞれの強みを活かしあって助け合うのが教会です。


説教、讚美、人のお世話、伝道、管理、会計、、、などいろいろな役割が皆必要ですよね。そのほか、預言、異言、癒し、奇跡、、、、等の霊的賜物も大切です。
大切なのは、司令塔(頭脳)がキリストであり、司令の伝達は聖霊だということです。

 

5.教団教派を超えて


さらに、この視点を大きくすると、教会どうしの連携が出来ます。個々の教会で、強味は違います。伝道が強い、聖書理解が強い、弟子訓練が強い、スピリチュアルが強い、祈りが強い、、、これらの強味を教団を超えて生かしていければと思います。現在は、あまりうまくいっていないようですが。


ここでも大切なのは、司令塔(頭脳)がキリストであり、司令の伝達は聖霊だということです。個々の教会教団が、しっかりと主イエスに従っていることが必要です。
そういう意味で今のエキュメニカル運動には反対です。真理による一致ではなく、人間的な愛による一致を進めているからです。


6.私は使徒言行録の家の教会

 

最後に、私の教会について言えば、現代では少数派の「家の教会」とか、「エクレシア」とか、「ハウスチャーチ」と呼ばれているものです。仲間同士で集まっています。

「そして、毎日ひたすら心を一つにして神殿に参り、家ごとに集まってパンを裂き、喜びと真心をもって一緒に食事をし、神を賛美していたので、民衆全体から好意を寄せられた。こうして、主は救われる人々を日々仲間に加え一つにされたのである。」

                           -使徒 2:46-
「アジヤの諸教会から、あなたがたによろしく。アクラとプリスカとその家の教会から、主にあって心からよろしく。」  -1コリント16:19-


とあるように、もともとは、家で集まりパンを割く聖餐や賛美という礼拝をしていたのです。歴史とともに教会は、いろいろ変化してきました。

 

大切なのは。。。教会とは神の家族、ということです!

 

「ですから、あなたがたは、もはやよそ者でも寄留者でもなく、聖なる者たちと同じ民であり、神の家族の一員です。」エフェソ2:19