「信仰に入ったとき、聖霊を受けましたか?」と言うと、彼らは、
「いいえ、聖霊があるかどうか、聞いたこともありません」と言った。(使徒19:2)
クリスチャンの皆さんに同じことをお聞きしたいと思います。
信仰に入った時、聖霊を受けましたか?
つまり、現在、皆さんの中に聖霊は内住して(宿って)いますか?
世の終わりが近い今私達にとって、聖霊の内住を確認することは非常に重要なことだと思いませんか?
なぜなら、聖書には、上の聖句のように聖霊を受けていない信者が大勢いると書いてあるからです。(マタイ7:22~マタイ25:1~黙示3:14~等々)
これは、深刻なことです。
今回は、聖霊の内住について考えていきます。
1.クリスチャンとは聖霊が内住している人
ホンモノのクリスチャンとは、福音を信じた結果、聖霊のバプテスマにより、聖霊を宿している人のことです。つまりこの聖霊の内住があって初めて、神の子として新生(ボーンアゲイン)したと言えるのです。
「よくよくあなたに言っておく。だれでも、水と霊とから生れなければ、神の国にはいることはできない。」ヨハネ3:5
「あなたがたは、人を奴隷として再び恐れに陥れる霊ではなく、神の子とする霊を受けたのです。」ローマ8:15
「神の霊があなたがたの内に宿っているかぎり、あなたがたは、肉ではなく霊の支配下にいます。キリストの霊を持たない者は、キリストに属していません。」ローマ8:9
「あなたがたが子であることは、神が、”アッバ、父よ”と叫ぶ御子の霊を、わたしたちの心に送ってくださった事実から分かります。」 ガラテヤ4:6
「あなたがたもまた、キリストにおいて、真理の言葉、救いをもたらす福音を聞き、そして信じて、約束された聖霊で証印を押されたのです。この聖霊は、わたしたちが御国を受け継ぐための保証であり~」エフェソ1:13-14
聖霊は目には見えませんが現実であり、内住しているか?いないか?のどちらかです。内住のない人は、まだ新生(ボーンアゲイン)していないし、求道者です。
2.聖霊を受けるとどんな現象が起こる?
では「聖霊を受けた!」ときにはどんな現象が伴うのでしょうか?人によっていろいろですが、以下のような証をよく聞きます。
愛を実感する・・・神の赦しを実感し、隣人に寛容になります。自分の非を認め、悔い改めを嫌がらなくなります (ルカ19:8 ローマ5:5)
確信がある・・・本人に「聖霊を受けた!」という確信や実感があります
神との交流・・・神の語りかけを受けたり、つながっている実感が始まります (使徒10:19)
聖霊の教え・・・聖霊によって聖書の理解がぐ~っと進みます ヨハネ14:26
葛藤が始まる・・・良心が目覚め、聖霊と肉との葛藤が始まります ロマ7:18
真理を求める・・・常に、真理を求め続けます ヨハネ16:3
見分けが始まる・・・神やホンモノの信者の声を聞き分けます ヨハ10:27
御霊の実がなり始める・・・キリストに似たものへ。罪が続けられなくなり、律法から解放されます。この世のものには違和感を感じます 2コリ3:18
目が変わる・・・心が一新された結果、目の表情や顔つきの雰囲気が変わります。
マタイ6:22~23
異言、預言・・・聖霊の賜物がしるしとして伴います 使徒10:46
ホンモノの教会を形成していく・・・残りの者(ホンモノの信者)が今までの境界を越えてつながり始めています。家の教会も増えています 使徒全体、ローマ16:5
その他いろいろです。
しかし、こういう現象がない場合、聖霊が内住してない可能性があります。それは、なぜでなのしょうか?
3.聖霊の内住を妨げる教え
聖霊を受けられないのは、全世界的なサタンの惑わしが大きいと思います。イエス様が「人に惑わされないように気をつけなさい」(マタイ24:4)とおっしゃった通りです。
では、どんな惑わしなのでしょうか?
残念ながら、教会内にある教えが大きいのではないかと思います。暗黒時代には免罪符や聖書の禁止という大胆な惑わしでしたが、現代は聖霊をはっきり否定することはせず、なんとな~く聖霊を避けようとする教えです。例えば、、、
教え①・・・・信じれば全て内住するはずだから、求めるべきものではない。
信仰告白した人が聖霊を受けないことはあり得ない、という教えです。しかし冒頭の「信仰に入ったとき、聖霊を受けましたか?」(使徒19:1)の聖句は信じても聖霊を受けなかった例なのです。
また多くの人が「信じて10年~20年してから、聖霊を受けた!」と証しています。つまり、それまで新生していなかったのです。マタイ25章の10人の乙女のたとえでは、愚かな5人は油(聖霊)を持っていませんでした。
(油のない)5人の乙女の存在を認め、聖霊を求めましょう。
教え②・・・神のなさることだから、聖霊は求めず、神のときを待ちなさい。
もっともらしいのですが、聖霊を受けていないことを認めているのに、求めなくてよいという教えです。聖書では信仰告白から聖霊のバプテスマは、ほぼ一遍に起きています。新生しないまま、事故や病気で亡くなってしまったらどうするのでしょうか?
手遅れにならないうちに聖霊を求めましょう。
教え③・・・神の癒しや奇跡を体験した人には内住している。
これはカリスマ・ペンテコステ派に多いパターンです。確かに聖霊によって心や病が癒されたけど、そこから聖霊の内住に至ってないケースです。イエスキリストも多くの人を癒されましたが、信仰に至った人はわずかです。
聖霊の癒しと聖霊の内住を区別し、本当に聖霊か見分けましょう。
教え④・・・神の領域を犯して、誰が救われるか?などと裁いてはいけない。
勿論最後の審判まで、本当のことはわかりません。でも、だからこそ!少しでも救いに至る細い道を指し示すべきではないでしょうか?また、これは裁きでもありません。「気づかずに滅びに向かっていませんか?」と相手の命を救おうとする行為なのです。
教え⑤・・・考えたことはないし、よくわからない。
教会では誰も聖霊のことは、あまり考えないけど、まあ大丈夫だ、という考えです。教会の空気に流されているのだと思います。
周りに合わせるのでなく、聖書が何と言っているか、自分の目で確かめましょう。
教え⑥・・・聖霊を求める祈りは聖書にはない。
いいえ、あります。むしろ初代教会では基本でした。(使徒8:15) むしろ、ルカ11:9は「求めなさい!そうすれば(聖霊が)与えられます。」と言ってます。求めるべきは聖霊なのです!
その他いろいろな惑わしの教えがあります。
大切なことは聖霊の内住を確認する責任は本人にあるという事です。
4.聖霊の内住を受けるには?・・・新生にいたる基本の4ステップ
それでは聖霊の内住を受けるにはどうしたらよいのでしょうか?
ヘブライ書には、4つのステップが記されています。
「~死んだ行いの①悔い改め、②神への信仰、③種々の洗礼についての教え、④手を置く儀式、~などの基本的な教え~」へブライ6:1-2
新生への基本の4ステップ
まずは、自分が学んだ福音(基本の4ステップ)が、聖書的かを確認することが必要だと思います。教団教派によって違いがあるからです。つまり、多くの教会がこの4ステップのどこかに間違いを含んでいるのです。それが原因で聖霊が受けられない可能性があります。例えば、私は悔い改めに問題があったので、聖霊が受けられませんでした。
新生への基本の4ステップ - 聖書の知恵 (hatenablog.com)
こちらはおススメサイトです。ぜひPart1~Part6までご覧ください(日本語字幕)
The Normal Christian Birth Part 1 - YouTube
また一度聖霊が内住したら、天に至るまでそれを堅持する必要もあります。その点(Once Saved Always Saved?)については
一度救われたら、ずっと救われる? - 聖書の知恵 (hatenablog.com)
Once Saved Always Saved - IHOPKC May 2011 - David Pawson - YouTube (日本語字幕)
最後に、、、祈りましょう!主に向かって叫びましょう!
「私には聖霊が内住してますか?しているなら、確信をください!
内住していないのなら、その原因を教えてください!
信じていることに、間違った教えはないですか?それを悔い改めたいです!
聖霊を求めます!アーメン!」
ありがたいことに、聖書は聖霊に関してはハッキリと約束しています。天の父は、この聖霊を与えるために救いの業をしてくださったのです。期待して、求め続けていきましょう。
「このように、あなたがたは悪い者であっても、自分の子供には、良い贈り物をすることを知っているとすれば、天の父はなおさら、求めて来る者に聖霊を下さらないことがあろうか」ルカ11:13