2024年が始まりました!
いきなりの能登半島の大災害です。被災者の皆さまに平安と速やかな助けが届きますようお祈り申し上げます。
今年は、さらに黙示録の世界になっていくことでしょう。でもそれは産みの苦しみだと聖書は言ってます。つまり、素晴らしい誕生が近づいている証拠でもあるのです。主の働きも、今までよりハッキリ現れてきます。期待しましょう!
1.2024年のテーマの聖句は、
これはとてもチャレンジングな言葉です。この人達は信じたとき、聖霊を受けなかったからです。今主は教会に向けて同じ問いかけをしていると思います。「そんな馬鹿な!」と思われるかもしれません。一般に教会では、以下のように教えているからです。
A.信じた瞬間に聖霊は、内住して下さる。
B.それを感じる時もあるが、感じなくても問題ない。
C.信じたのなら、聖霊内住を疑ってはいけない。
でもこの聖句のように、信じても、聖霊を受けない人はいます!
今年は、このプロテスタント主流の聖霊信仰について、考えていきたいと思います。
「エルサレムを離れないで、わたしから聞いた父の約束を待ちなさい。ヨハネは水でバプテスマを授けましたが、あなたがたは間もなく、聖霊によるバプテスマを授けられるからです。」使徒1:4,5
ところで、父の約束=聖霊のバプテスマとは何のことでしょう?一般に聖霊の内住、聖霊の能力の2つの定義があります。このような言葉の定義の違いが聖霊信仰に混乱をもたらしていますので、ここで整理します。
・聖霊の内住=その人の中に住んで新しい命となり、助け、教え、真理に導きます。旧約時代の聖霊にはなかった働き。復活したイエス様が天に帰った後に来た聖霊、救いの証印。ヨハネ14章で語られた父の約束です。
・聖霊の能力=異言、預言、癒し、知恵、等の能力で伝道のために必要なものです。旧約時代にもこのような油注ぎはありました。この場合聖霊内住は「息を吹きかけて言われた。聖霊を受けなさい」ヨハネ20:22の時だとしています。
当ブログでは、父の約束=聖霊のバプテスマ=聖霊の内住とします。
「聖霊の内住」と「聖霊の満たし」 - 聖書の知恵 (hatenablog.com)
*ここで注意して頂きたいのはカリスマ、ペンテコステ派の皆さまです。全体的に聖霊の能力(gifts)を聖霊の内住(gift)より大切にする傾向があり、この優先順位の逆転は偶像礼拝につながる危険があります。神が重要視されるのは内住の聖霊の実です。
3.信じた瞬間ではない?
A.信じた「瞬間」に聖霊様は、宿って下さる
まず、これは聖書的でしょうか?聖書には信じた「瞬間」に聖霊が宿るとは書いてありません。むしろ、使徒の働きを見ると、以下の
①悔い改め、
②十字架と埋葬、復活を信じ、
③水のバプテスマを受け、
④(手を置いて)求めて祈り(続け)ると、聖霊のバプテスマを受ける
という4ステップが基本だと思います。(へブル6:1-2より)
この解釈には異論があるのをよく知っていますし、大きなチャレンジですが、この4ステップが必要だと思います。なぜなら、この4ステップは全て「主の命令」だからです!
4.使徒の働き中の例
聖霊のバプテスマを考える上で「使徒の働き」は、父の約束がペンテコステで成就し、伝道のプロセスが最も詳しく記されている書です。いくつかの例を挙げます。
12弟子達は、(福音書で)①悔い改め、②信じ、③水のバプテスマを受け④父の約束の聖霊を求めて祈っていると(使徒1章)ペンテコステで、史上初めての聖霊のバプテスマを受けました(使徒2章)。
・ペテロの初めての説教
ペテロは彼らに言った。「それぞれ罪を赦していただくために、①悔い改めて、③イエス・キリストの名によってバプテスマを受けなさい。そうすれば、賜物として④聖霊を受けます。使徒2:38
②信仰は当然のこととして省略したのでしょう。
・ピリポのサマリヤ人伝道
しかし人々は、ピリポが神の国とイエス・キリストの名について宣べ伝えたことを①②信じて、③男も女もバプテスマを受けた。~④そこで二人が彼らの上に手を置くと、彼らは聖霊を受けた。使徒8:12,17
・アナニヤのサウロ(パウロ)への伝道
そこでアナニアは出かけて行って、その家に入り、サウロの上に手を置いて言った。「兄弟サウロ。あなたが来る途中であなたに現れた主イエスが、私を遣わされました。あなたが再び見えるようになり、④聖霊に満たされるためです。」
するとただちに、サウロの目から鱗のような物が落ちて、目が見えるようになった。そこで、彼は立ち上がって③バプテスマを受け、(使徒9:17.18)
サウロことパウロはイエス様のとの出会いで①悔い改め②信じました。
・パウロのアポロへの伝道
この人は主の道について①②教えを受け、霊に燃えてイエスのことを正確に語ったり教えたりしていたが、ヨハネのバプテスマしか知らなかった。~使徒18:25
これを聞いた彼らは、③主イエスの名によってバプテスマを受けた、~パウロが彼らの上に④手を置くと、聖霊が彼らに臨み、彼らは異言を語ったり、預言したりした。使徒19:5,6
その他、聖書では基本的に①②③④のステップ後に聖霊を受けていたようです。ただし①②は必須条件ですが、憐れみの神は③④が無くても聖霊を下さることがよくあります。私もその一人です。
しかし逆に、4ステップ全てを行わないので、聖霊を受けていないクリスチャンもいるのではないでしょうか?私は③水のバプテスマ、④祈りの直後に聖霊を受けた人をたくさん知っています。
5.聖霊を感じないと問題になる
B.聖霊を感じる時もあるが、感じなくても問題ない
と教えますが、聖霊を受けた瞬間にハッキリと分かる人と、よくわからないという人がいます。これも聖書を見てみたいと思います。
ユダヤ人もいれば改宗者もいる。またクレタ人とアラビア人もいる。それなのに、あの人たちが、私たちのことばで神の大きなみわざを語るのを聞くとは。使徒2:11
割礼を受けている信者で、ペテロと一緒に来た人たちは、異邦人にも聖霊の賜物が注がれたことに驚いた。彼らが異言を語り、神を賛美するのを聞いたからである。~使徒10:45,46
聖書では、聖霊のバプテスマの瞬間というはとても派手な現象で、特に異言と預言が現れたようです。それで聖霊が下ったことが分かりました。勿論異言預言が無くてもハッキリ聖霊を感じた人はたくさんいます。
彼らに「信じたとき、聖霊を受けましたか」と尋ねると、彼らは「いいえ、聖霊がおられるのかどうか、聞いたこともありません」と答えた。使徒19:2
逆に上句のように、聖霊は受けていないとハッキリ断言することもあります。受けた人も、受けていない人もハッキリしているのが面白いです。
人々は彼女に「あなたは気が変になっている」と言ったが、彼女は本当だと言い張った。それで彼らは「それはペテロの御使いだ」と言った使徒12:15
また上の聖句のように、聖書では、御使い、悪霊、聖霊等をハッキリ見たり感じたりすることが普通にあったようです。日本でも昔の人は幽霊(悪霊)をよく見ていたようです。ところが、現代人は産業革命や科学の発展のせいか、こういうことが分からなくなりました。教会でも自分に聖霊がいるかわからないことが多くなりました。
これって、聖霊を受けていない人にとって危険だと思いませんか?
6.正しく信じないと聖霊を受けられない
また当然ですが、知識が正しくないと聖霊は受けられません。
使徒19:2では、バプテスマの種類が違っていました。ヨハネのバプテスマは間違いなので、イエスの御名によるバプテスマを受けなおしたのです。
魔術師シモンは信じてバプテスマを受けましたが、金で神の賜物を手に入れようと思うような信仰だったので、認められませんでした。(使徒8:20)
「イエス様を信じる」と言っても正しくない知識を信じているのなら、聖霊を受けることはできませんね。特に日本では、一神教、地獄の裁き、罪人等が大変分かりにくいので、多くの人の信仰に正しくない部分がある可能性があります。
実は私も信じた時、聖霊を受けませんでした。仏教や神道など他の宗教も正しいという信仰だったからです。それを悔い改めた時、聖霊を受けました。
ある人は、自分が罪人だということを知識だけで受け取っていた時は、聖霊を受けませんでした。それを心で受け取って悔い改めたとき、聖霊を受けました。
ある人は、三位一体を理解していない時は、聖霊を受けませんでした。「そうか!聖霊で父と繋がるんだ」と分かったとき聖霊を受けました。
皆さまの信仰は聖書的に正しいですか?
7.求めて祈りましょう!
以上、何かの原因で、聖霊を受けないことがあると理解していていますので、
C.信じたのなら、聖霊内住を疑ってはいけない。
と励ますのは危険だと思っています。信じて順調に聖霊を受けた人はいいですが、聖霊を受けていない人は?、、、、、、
まるでパスポートを確認しないで、飛行機に乗ってしまうようなものです。到着した外国で「パスポートは?」と聞かれて見つからない場合。。。当然(天国)入国拒否です!
聖霊は私たちが御国を受け継ぐことの保証です。~エペソ1:14
内住の確信や聖霊を求めて祈りましょう!
ですから、あなたがたに言います。求め(続け)なさい。そうすれば与えられます。~天の父はご自分に求める者たちに聖霊を与えてくださいます。ルカ10:9,13
2024年は黙示録の世界が益々現実になってくるでしょう。イエス様は私達に「終末の準備をしなさい」(マタイ24))と警告しています。 パウロが同胞のユダヤ人のことを嘆いたように、イエス様も今の教会の中に聖霊を受けていない5人の愚かな乙女のような人達がいることを嘆いています。クリスチャンへの警告 | ウォッチマン ジャパン (endtimewatchmanjapan.com)
兄弟たちよ。私の心の願い、彼らのために神にささげる祈りは、彼らの救いです。私は彼らが熱心であることを証ししますが、その熱心は知識に基づくものではありません。(ローマ10:1-2)
だから、今、確認が必要です。
皆さまは、信じた時、聖霊を受けましたか?
聖霊内住を確認しましょう! - 聖書の知恵 (hatenablog.com)