聖書の知恵

主を恐れることは、知恵の初め ―聖書―

聖霊内住を確認しましょう!

私達は「聖霊内住」が、救いに無くてはならないと知っています。そして最近、

「どうやったら自分に聖霊が内住していることを確認できますか?」

との質問を受けるようになり、改めて、聖霊についてもっと話し合ったり、学んだりしたいと思っています。チャンスが少ないからです。

ということで、今回は「聖霊内住の確認」についてまとめてみたいと思います。

 

1.聖霊の2つの働き

 

聖霊の働きは大きくa.聖霊の内住 b.聖霊の満たし の2つです。でも同じ聖霊の働きです。

(注:聖霊については、呼び方や定義がいろいろです。以下はその一例です。)

 

a.聖霊の内住・・・本人の救いのため。一生に一度(ずっと留まる)。

内住しているか?無いか?All or Nothing 。

新生(ボーンアゲイン)、聖霊バプテスマ、救いの証印、神の子どもとなる、神との一体性、愛喜び平安を実らせる働き、、、、等のこと

 

b.聖霊の満たし・・・教会や宣教等、人のため。一生に何度でも起こる。

いっぱいに満たされた、少し満たされた、等。。。量的なもの。

聖霊の注ぎ、神の力、能力、異言預言癒し等の賜物、教会形成のための賜物、説教や宣教の働きのための力、、、、等のこと

「聖霊の内住」と「聖霊の満たし」 - 聖書の知恵 (hatenablog.com)


2.a.「聖霊内住」とは?

 

 a.b.のうち、救いに直結するa.「聖霊内住」が重要です!聖霊内住とは、、

 

救いの証印、しるし、保証、手付金。(エペソ1:14、2コリ1:22)

死んでいた私達の霊(汚れた良心)が生き返り(エゼ36:26-27)

霊的に生まれ変わり、新しい人になる (ヨハネ3:3-5、2コリ5:17、テトス3:5)

神の子となり、神が父となる(ヨハネ1:12、ローマ8:15、ガラ4:6)

神とつながり、一体となる (ヨハネ16章)

心から生ける水の川が流れる(ヨハネ7:37-39)

御からだなる普遍の教会とつながり、(1コリ12:4-31)

個人、また教会が、神殿となる(1コリ6:19、ヨハネ2:19)

神の愛が聖霊に注がれるので愛を実感でき、(ローマ5:5)

真理を全て教えられる(ヨハネ14:26)

聖化とともに聖霊の実(愛喜び平安、、、)が実り、(ガラ5:23)

神に従い愛していくことができ、(1ヨハネ5:3-5、3:24)

これをキープすれば、天に迎えられる(ローマ11:22)

逆らい続けると、去ってしまったり、消えてしまう(へブル6:5-6、1テサ5:19)

神が最も与えたいもの、サタンが、最も与えたくないもの

その他です。

信仰に入ったとき、聖霊を受けましたか? - 聖書の知恵 (hatenablog.com)

 

3.「聖霊内住」を受けるには?

 

「悔い改めなさい。(1悔い改め)

めいめい、イエス・キリストの名によって(2信仰)

洗礼(バプテスマ)を受け、罪を赦していただきなさい。(3水のバプテスマ

そうすれば、聖霊の賜物(内住)を受けるでしょう。(4聖霊バプテスマ)」

使徒2:38)

 

聖霊内住を受ける」ためには、

1. 悔い改め・・・神に逆らっていた罪を認め、神に向かって方向転換する

2. 信仰・・・イエスキリストの十字架と復活を聖書の通りに信じる

3. 水のバプテスマ・・・古い自分をキリストとともに十字架に着け、葬る

4  聖霊バプテスマ・・・命である聖霊内住を受けること

 

基本この4ステップによります。

新生への基本の4ステップ - 聖書の知恵 (hatenablog.com)

 

4.内住した瞬間に現れる現象

 

聖霊を受けた瞬間、すぐに現れると言われている現象は、以下の通りです。初めは全く現れないこともあります。

 

神の愛を体験・・・自分の非を認め、悔い改め、神の赦しを実感する(ルカ19:8 ローマ5:5)

 

愛、喜び、平安を実感・・・それまで経験したことのない愛、喜び、平安に満たされる

 

確信がある・・・「聖霊を受けた!」「生まれ変わった」という確信がある(使徒19:1)


神との交流・・・神の語りかけを受けたり、つながっている実感が始まる(使徒10:19)


聖書の理解・・・聖霊によって聖書の理解が飛躍的に進む (ヨハネ14:26)


葛藤が始まる・・・良心が目覚め、聖霊と肉との葛藤が始まる (ロマ7:18)

 

目が変わる・・・心が一新された結果、目の表情や顔つきの雰囲気が変わる。

                           (マタイ6:22~23)

異言、預言・・・聖霊の賜物(gifts)がしるしとして表われる (使徒10:46)

 

神への賛美・・・歌を通して神をあがめ賛美する。賛美が喜びになり、会話にも神への愛や、賛美の言葉があふれだす。

 

伝道の思い・・・この素晴らしい神を世の中の人に伝えたい!と思いはじめる。

                             (使徒9:19)

 

等々です。

 

5.だんだん現れてくる現象

 

一方、すぐには現れなくても、年数とともに現れてくる現象は以下の通りです。

ただし、何も現れない時は聖霊が内住していない可能性が高いです。

 

見分けるようになる・・・神のものか?ニセモノか?を見分け、識別する(1ヨハ4:6、へブル5:14)


御霊の実が現れる・・・キリストの似姿に変わってくる。神を愛し従い、愛が口先でなく行いに現れてくる。この世に違和感を感じる。(2コリ3:18 ガラ5:22)

 

キリストの香り・・・聖霊の実によって全体の雰囲気がキリストのようになってくる。愛と正義が矛盾なく表れてくる。(2コリ2:15)

 

神のものが好きになる・・・罪が嫌いになり正義が好きなる。神が創造した自然の方が人工物より好きになる。。。等(ローマ6:8)

 

神との個人的な体験・・・証しがいろいろと増えてくる。

 

真理を求める・・・この世の愛ではなく、真理に裏打ちされた愛、交わりを求め続ける (ヨハネ16:3)

 

聖書が真っ直ぐになる・・・初めは、理解できなかったり、矛盾だらけと感じていた聖書が、だんだん真っ直ぐ、シンプルに見えてくる。(イザヤ40:3-5)

 

自分の罪に敏感・・・聖化が進めば進むほど罪に敏感になる。自分がいかに罪深いかを知り、謙遜に。

 

人には寛容・・・自分がどんなひどい罪を赦されたか経験しているので人にも寛容になる。(ルカ7:47、ローマ5:20)

 

神に対する恐れ・・・神に対する親しさとともに恐れるようになる。(箴言9:10)

 

主の懲らしめに感謝・・・人生の苦難はかえって多くなるが、結果として益となり、良い実を結ぶ。(ローマ8:28、へブル12:7-8)

 

少数派・・・ホンモノのクリスチャンはレムナント(残りの者)とも呼ばれ、細い道を歩み続ける少数派。時には、孤独を通る。(マタ7:14)

 

御霊の一致・・・内住の聖霊によって、お互いに響き合い一致を感じる。未信者やニセモノに違和感を感じる。(ヨハ10:5)

 

終末への思い・・・今の世の中を見て黙示録を思わずにはいられず、準備する。(マタイ24:44)

 

迫害を受ける・・・クリスチャンは歴史上、常に迫害されている。ホンモノのクリスチャンは、迫害されるはず。(ヨハネ16:2)

 

普遍の教会を形成・・・残りの者(レムナント)が今までの教団、教派、国境を越えてつながり始めている。(ヨハネ17:11、使徒全体、ローマ16:5)

 

霊性が豊かになる・・・「霊性の神学」は「聖霊の神学」 - 聖書の知恵 (hatenablog.com)

 

その他です。

 

6.神が嘆いているのは、騙されている信者

 

聖霊のことを考えると、5種類の人達がいると思います。

 

①霊的クリスチャン・・・聖霊の内住があり、御霊に従う人、神の子、ブドウの実、実を結ぶ土壌、羊、5人の賢い乙女

 

②肉的クリスチャン・・・聖霊の内住があるが、肉に従う人、将来は背教の危険

 

③未信者・生まれながらの人・・・自分の意志でキリストを拒んでいる人

 

④偽教師、偽預言者、偽兄弟・・・悪魔の子。自分の意志で偽の教えをひろめ、神の教会を邪魔する人。

 

⑤騙されている信者・・・、イエスキリストを告白しているが、聖霊の内住が無い人。「自分は救われている」と思い込んでいる、愚かな5人の乙女、生ぬるい信仰。

 

一番の問題は⑤「騙されている信者」です!以下の通りです。

 

「愚かな乙女達は、灯は持っていたが、油の用意をしていなかった。」(マタイ25:3)

「熱くも冷たくもなく、生温いので、私はあなたを口から吐き出そう」(黙3:16)

「キリストの霊を持たない者は、キリストに属していません。」(ロマ8:9)

「あなたが生きているとは名ばかりで、実は死んでいる。」(黙3:1)

「~それにだまされてはならない。まず背教のことが起り、~。」(2テサ2:3)


⑤騙されている信者の皆さまは「自分はクリスチャン」と勘違いしているのです。牧師も含めてです。皆、信じる意志を持っていますし、むしろ教会で真面目に奉仕をしている人が多いので、非常に心が痛みます、、、、。

ぜひ、一度、考えてみてください!

 

7.信じても聖霊が内住しない原因

 

では、信じているのに、聖霊が内住しないのはなぜでしょう?原因は、いろいろだと思いますが、何かが聖書的ではないのでしょう。例えば。。。

 

偶像礼拝をやめない・・・日本の生活は隠れた偶像に満ちている

悔い改めが違う・・・自分の罪を認めず、口先だけの悔い改め(マタ3:7)

解釈が違う・・・三位一体、唯一神聖霊についての理解が違う(1ヨハネ5:7)

信じ方が違う・・・悪霊たちもイエスの十字架と復活を認めている。認めるだけで、従わないのは本当の信仰ではない。(ヤコブ2:19-20)

水のバプテスマが違う・・・受けない、意味を知らない、種類が違う(使徒19:3-4)

聖霊バプテスマを求めない・・・聖霊を求める祈りをしない(ルカ11:13、使徒8:16)

宗教改革の影響・・・知識偏重になり、聖霊内住を避けるようになった

        教会で聖霊内住が否定されてきた歴史 - 聖書の知恵 (hatenablog.com)

その他

 

現代はいろいろな惑わしによって聖霊内住が阻まれているのではないでしょうか?

まず、聖霊内住を確認しましょう!

確認できないときは、聖霊を求め続けましょう!

聖書はハッキリと断言してます。

 

求め(続け)なさい。そうすれば与えられます。~このように、あなたがたは悪い者でありながらも、自分の子どもには良い物を与えることを知っている。まして天の父は、求める者に聖霊を与えてくださる。」ルカ11:9,13

                    

求め(続け)の()は原語ギリシャ語の意味です。ですから、「求めたことあるよ」、「求めてたよ」、、、ではなく、求め続けましょう!

 

アーメン!!