「あなたがたは、~この世を支配する者、かの空中に勢力を持つ者、すなわち、不従順な者たちの内に今も働く霊に従い、過ちと罪を犯して歩んでいました。」
-エフェソ2:1-2-
1.「空気」とは?
KY(空気よめない)という言葉が何年か前に流行り、今では普通に使われていますね。この「空気を読む」ということは、
「その場、その場の状況、雰囲気、人々の表情などから、暗黙のルールを察して、その暗黙のルールに従うことです。」
つまり、聖書に従うことでもなく、キリストに従うことでもありません。むしろ、上の聖句の空中に勢力を持つ者、すなわち、悪霊に従う危険な行為なのです!
「いつもなら、やらないのに、つい、その場の雰囲気に流されて○○してしまった。」というのは誰にでもありがちなことですよね。
「場の空気」というものは、職場の空気、学校のクラスの空気、PTAのお母さん達の空気、ご近所の空気、地域の空気、、、、最近では、SNSやフェイスブックの空気などがありますが、同じ職場、学校と言っても、それぞれに特徴のある場の空気を醸し出しています。最近は、いじめや虐待などの空気が益々濃くなっていると感じています。
この「場の空気」とは、そこにいる人達を自然にコントロールし、何となく逆らうことができなくする、目に見えないパワー、、、その正体は悪霊、一つの偶像なのです。
2.”空気“という偶像の特徴
日本には「場の空気」というものが無数にあり、それぞれに「暗黙のルール」があり、常に空気を読まないといけないので、一つの信念を通すのは大変難しくなります。よって、白黒ハッキリを避け、「あいまい」にしておく傾向になっていくのです。
このような特徴的な社会システムを維持するために、日本には次のような共通のルールがあるようです。
・ 空気を読め―――その場の暗黙のルールを察して、それに従え。
・ 空気を乱すな―――和をもって尊しとなす、、、みんなに合わせよ。
・ 水をさすな―――黙れ。 質問、異論、根拠、議論、等を唱えるべからず。
・ 水に流せ――― 責任を問うな。いちいち責任を追及するべからず。
・ 伝道するな――― 公の場では、宗教の話はするべからず。教会の中だけにせよ。
・ その他
3.「空気を読む」人の特徴
つぎに、いつも、臨機応変に、場の空気を読む人の特徴を以下のようにまとめてみたいと思います。
・ 空気を読むことによって、その場その場で、考えがコロコロと変化していることを自覚していない。自分では一貫していると思っている。
・ 水に流したり、あいまいにするので、罪の責任をとるという考えが弱い。つまり、聖書的な悔い改めや十字架の恵みがわかりにくい。
・ 山本七平氏はこのような空気に従う現状を「日本にはキリスト教も仏教もない。あるのは日本教キリスト支部。日本教仏教支部。」と述べ、多くのクリスチャンの信仰をキリスト教ではなく日本教と呼んだ。(参考「日本人とユダヤ人」)
・ 土居健郎氏は、心理学、国際文化学など学術分野でも「外国人と比べて日本人は、依存性が強い」と、その強烈な甘え体質を指摘している。つまり空気を読み、偶像礼拝を犯しやすい体質を持っている。(参考「甘えの構造」)
・ 歴史問題では、外国と摩擦が起こりやすい。多くの人が、本当の反省がないままであり、加害者意識を持っていないばかりか、被害者意識が強い。
・ その他
4.「空気」のことが良く分かるビデオ
以下は、「空気」のことが良く分かるビデオです。この中の佐藤直樹氏は日本世間学会という学会で、日本独特の「空気」「同調圧力」「世間の目」といった法律よりも強い力について研究をしている方です。
「【同調圧力】建前が重視?なぜ日本人は空気を読み過ぎてしまう?」
【同調圧力】建前が重視?なぜ日本人は空気を読みすぎてしまう? - YouTube
「日本世間学会」・・・日本独特の同調圧力、暗黙の了解、空気、、、といったどちらかというと人生を生きにくくしているもの、「世間」についての研究
日本世間学会 - The Japanese Sekengaku Society
5.「空気」ではなく、「聖書を読む!」
ですから私たちクリスチャンは、この「空気を読む」という日本の習慣が、実は悪霊に従う、偶像礼拝であることに注意しましょう。
特にこれからは「平和だ。安全だ。」という空気に気をつけなくてはいけません。
空気を読むのではなく、、、、、、、聖書を読みましょう!
暗黙のルール従うのではなく、、、、、、、キリストに従いましょう!
水に流すのではなく、、、、、、、悔い改め、赦しの愛を受けましょう!