2023年は、私のテーマとして「日本教」について考えてきました。
改めてお聞きします。皆さまは、この「日本教」というものをご存じですか?
「日本教」とは、イザヤ・ベンダサンこと山本七平氏がその著書の中で提唱してきたもので、私達クリスチャンが、宣教において、ずっと苦労してきた原因をその著書で、初めて言葉にして表現してくれたものです。日本教 - Wikipedia
その山本氏の研究を踏まえ、「日本教」について聖霊によって教えられたことをお分かちし、日本宣教を一歩進めるために、どうすればいいか考えたいと思います。
1.はじめに
初めに以下4つのQ&Aがざっくりとした結論です。まず考えてみてください。
Q1.日本は、イスラムのような強い宗教も伝道を禁ずる法律も無いのに、クリスチャン人口が1%以下なのは、なぜ?
A1.日本人の無意識に「日本教」がインストールされているから。
山本七平によると「日本教とは、日本宣教を阻む隠れた国民的宗教」 だということです。つまり日本宣教の敵なのです。
Q2.日本教について学ぶ目的は?
A2.宣教という戦いの敵(日本教)を知るため。
「だから、わたしとしては、やみくもに走ったりしないし、空を打つような拳闘もしません。」(1コリント9:26)
多くのクリスチャンが、日本宣教のために必死に努力しているのに結果がでない。。。この様子を見ていると「空を打つ健闘」しているように思えます。敵をしっかりと知ることは戦いの基本です。
Q3.では日本教」の正体とは?
A3.「空気」です!これを山本七平は「何か恐ろしい妖怪」と呼んでいます。
「空気」とは、「空気を読む」の空気、その場の同調圧力、雰囲気、ノリ、等々、日本人を縛り、苦しめているものです。そして聖書によれば「空気とは悪霊」のことです。 つまり、、「空気」とは敵であり、戦わなくてはいけない相手なのです!*1
そして、空気を読むことは日本教礼拝であり、罪です!
「この世を支配する者、かの空中に勢力を持つ者、すなわち、不従順な者たちの内に今も働く霊~」(エペ2:2)
Q4.では「空気という悪霊」を聖書的には何と呼んで、説明している?
A4.「日本の君」=日本の悪霊のトップ
悪霊の世界もピラミッド構造になっており、各国の悪霊のトップを以下の聖句のように「~の君」と呼んでいます。
「~。わたしは、今帰っていって、ペルシャの君と戦おうとしているのです。彼との戦いがすむと、ギリシヤの君があらわれるでしょう。」ダニエル10:20
山本七平は、「空気によって私達日本人は太平洋戦争に突入してしまった」といった発言までしています。空気とは、予想以上に力を持っているのです。
***まとめ「日本教」とは***
日本宣教を阻む無意識にインストールされた国民的宗教。その正体である「空気」は聖書でいう悪霊です。敵として戦わなくてはいけない相手、それが「空気」であり「日本教」なのです。
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2.日本教の特徴
では、その「日本教」とはいったいどのような宗教なのでしょうか?それは、、、
全てを隠して見えないようにするのが戦略の宗教です!神?教義?信徒?迫害?等々がよく分からないですし、無自覚ですが、実在します!以下の通りです。
・見えない神:空気(日本の君)
・見えない教義:空気を読め!(従え)=理屈(み言葉)より、その場の雰囲気を優先して、合わせなさい!というもの。その他、黙る、柔軟、臨機応変、タテマエ、中庸、無責任等々、聖書とは真逆の価値観。
・見えない信徒:日本人ほぼ全員!(by山本)怖いのは、皆、無自覚だということ。
・見えない教会:全ての組織、グループ、世間、、、キリスト教会も!
日本世間学会 THE JAPANESE SEKENGAKU SOCIETY |
・見えない攻撃:空気を読まない者、出る杭に対しては、バッシング、村八分、シカト、スルーすることで攻撃する。その恐怖を武器にして人々を支配する。
・見えない迫害:外国からの者を笑顔で受け入れるが、空気の沼でその根を腐らせ、全く別のものに造り変える*2。それで実質的な宣教が進まず失望し諦めてしまう*3。
宣教師だけでなく日本のクリスチャンも多くが、未信者との間に何か見えないガラスのような壁を感じて宣教を諦めてしまっています。
これは、日本教からの迫害です!
日本のクリスチャンは無自覚ですが、見えない迫害の中、活動しているのです!!!
3.日本教との戦い方
では、日本教とどのように戦っていけばよいでしょうか?聖書の基本から考えていきましょう。
①自分の中から日本教をアンインストールする。これが大切な第一歩です。
自分が日本教徒かも?と考え、祈り、悔い改め、日本教の恐怖から自由になることです!そうすると戦えるようになります!
「私たちの内の古い人がキリストと共に十字架につけられたのは、罪の体が無力にされて、私たちがもはや罪の奴隷にならないためであるということを、私たちは知っています。」ローマ6:6
ぜひ、以下の問いに向き合ってください。
@その場の空気を読んだことはありませんか?⇒それ、日本教礼拝です。
@真理を語らずに黙って済ませていませんか?⇒それ、日本教「黙れ」に従ってます。
@ホンネとタテマエ を使い分けてませんか?それは日本教の「隠す」戦略であり、偽善です。
@伝道は牧師の仕事、礼拝に出席していればOKと思っていませんか?それは日本教の戦略、諦めを正当化した空気です。
@世間の目、人の目を気にしてませんか?それ、空気です。日本の君です。
@白黒ハッキリより、何事も中立の立場ですか?それ、ラオデキヤの生ぬるい信仰です。
@終末や黙示録の話題は避けたいと思っていませんか?それ、教会内の「安心、安全」の空気です。*4
@教会ではいい人を演じて、いいことばかり言ってませんか?それ、教会内のパリサイ人の空気です。
この日本教のアンインストールは、当ブログのテーマ「5人の愚かな乙女」対策になると期待しています。信じて(クリスチャンだと思い込んで)いるけど、聖霊が内住していない(実質ノンクリスチャン)原因の一つだと思うからです。
「5人の愚かな乙女」対策はできていますか? - 聖書の知恵 (hatenablog.com)
②空気を読まずに、聖書を読む!真理に従う!
日本人は、集団に入るとすぐにアンテナを立てて、空気を読んでしまいます。教会も同じです。プロテスタントは「聖書のみ」と言いながら多くの教派が存在します。なぜでしょう?聖書の解釈が違ったり、伝統や間違った教えが優先されて聖書から離れてきているからではないでしょうか?それは教会の空気です。
教会の空気という同調圧力にも流されることなく、自分で聖書と向き合い、真理に従っていく必要があります。
「あなたたちは真理を知り、真理はあなたたちを自由にする。」ヨハネ8:32
「だから、わたしたちは聞いたことにいっそう注意を払わねばなりません。そうでないと、押し流されてしまいます。」ヘブライ2:10
③「空気」を壊すためには、水をさす!声を上げ、行動していきましょう。
アンデルセン童話で、子供が「王様は裸!」と声を上げたように「出る杭」になるということです!これは、多くの日本人が恐れていることです。なぜなら、出る杭になってしまうと、バッシングされたり、仲間外れにされたり、変な目で見られたりすることがよく分かっているからです。それを恐れて、、、、黙ってしまうのです。
これは霊の戦いです。主の戦いです。ヨシュア達がヨルダン川に一歩踏み込んだように、私達も行動の第一歩を踏み出しましょう!
「~主はわたしの口を開かれた。口が開かれて、わたしはもはや黙していなかった。」
エゼキエル33:22
「私たちの格闘は血肉に対するものではなく、支配、力、この暗闇の世界の支配者たち、また天上にいるもろもろの悪霊に対するものです。」エペソ6:12
ともに日本教の「空気」と戦っていきましょう!
***注釈***
*1マスクの同調圧力、発言できない会議、職場や学校のいじめ、ジャニーズ事務所事件、統一教会と政治の関係等は皆「空気」による。
*2仏教が日本に入る前とその後では、根本的に変わってしまったことは有名ですね。
*3キリシタンの頃から現在に至るまで、多くの外国人宣教師が「日本だけは難しい」「宣教師の墓場」と言ってます。
*4人々が「平和だ、安全だ」と言っているとき、妊婦に産みの苦しみが臨むように、突然の破滅が彼らを襲います。それを逃れることは決してできません。1テサロニケ5:3
*日本教を学ぶのに良いYoutube 【日本教1】なぜ日本でキリスト教が広まらないのか。たったひとつの理由。国家的カルト宗教「日本教」の正体【山本七平】#43 (youtube.com)