聖書の知恵

主を恐れることは、知恵の初め ―聖書―

終末の準備って何?―基本の心構え

今回のコロナ問題では、早め早めの用意が大切!と思い知りました。

では、世の終わりの用意はできていますか?

えっ?それって今流行りの終活(しゅうかつ)のこと?

いいえ!終末に起こる困難とキリストの再臨に備えることです。

今回は、世の終わり(終末)の用意、特に基本の心構えについて考えます。

 

1.「終わりの用意をしなさい」は、イエスの命令

 

まず、私達クリスチャンが「用意しなくては!」という意識を持つことが大切です。これを教える教会は少ないからです。でも主イエスは「用意をしなさい」と命じておられます。用意してないと突然強盗に襲われるような大変な事態になるからです。

 

「家の主人は、泥棒が夜のいつごろやって来るかを知っていたら、目を覚ましていて、みすみす自分の家に押し入らせはしないだろう。だから、あなたがたも用意していなさい。人の子は思いがけない時に来るからである。」 マタイ24章 44節


「放縦や深酒や生活の煩いで、心が鈍くならないように注意しなさい。さもないと、その日が不意に罠のようにあなたがたを襲うことになる。」ルカ21章 34節

 

2.まずは祈って神の御声を聞きましょう

「しかし、あなたがたは、起ころうとしているこれらすべてのことから逃れて、人の子の前に立つことができるように、いつも目を覚まして祈りなさい。」 ルカ21章 36節

 

まずは、祈りましょう!終末のための用意というのは、特別な祈りです。そこで「聞く祈り」をおススメします。

「主よ。何を用意すればよいのでしょうか?」

聞く祈り - 聖書の知恵

 

3.自分の信仰を検証し、悔い改めましょう


「だから、どこから落ちたかを思い出し、悔い改めて初めのころの行いに立ち戻れ。」

黙示録 2章 05節

 

黙示録の7つの教会への警告は今の私たちに向けられたものとして、悔い改めていきましょう。

上の聖句の「初めのころの行い」とは、使徒行伝時代のお弟子たちの行いです2000年たってキリスト教はだいぶ変わり果ててしまったからです。

 

黙示録の7つの教会の主な罪

・初めの愛(キリストの愛)から離れた

・偶像礼拝(土着宗教との融合)

・ニコライ派の教え(形式化や組織化)

・偽預言者(ニセモノの宗教指導者)に騙されること

・(生きているようで)死んだ信仰

・生ぬるい信仰(実はニセモノの信仰)

なまぬるい信仰ではないですか? - 聖書の知恵

一番大事なのは、自分が ホンモノのクリスチャンかどうか? を確認すること です。

多くの人は、自分や自分の教会の信仰は、大丈夫だろうと思っています。でも、一瞬考えてみてください!あのヨーロッパ暗黒時代、多くのクリスチャンが免罪符や、魔女狩りを正しいと思っていたのです。

私たちも暗黒時代のときみたいに、集団で騙されていないでしょうか?

 今は暗黒時代? - 聖書の知恵

キリスト的断捨離 - 聖書の知恵

 

4.目を覚ましましょう

「だから、目を覚ましていなさい。いつの日、自分の主が帰って来られるのか、あなたがたには分からないからである。 ~家の主人は、泥棒が夜のいつごろやって来るかを知っていたら、目を覚ましていて、みすみす自分の家に押し入らせはしないだろう。 」マタイ24:42,44

 

「目を覚まして」は英語だと、Watchです。「目を開いて、よ~く見なさい!」という意味です。聖書に照らして、ニュースやメディアを駆使して、世の中の動きを よく見つめ、話し合い、祈りましょう!上の聖句をよ~く見ると「目を覚まして」している人は、終わりの日が突然襲うことがないと言ってますから。

エスの教えと黙示録に沿って、終わりの時代に起こると言われている、以下のことに注目していきましょう。

 

偽キリスト、偽預言者(黙示録の白い馬)・・・騙されていませんか?

・戦争、経済破綻、災害、疫病(黙示録の赤、黒、青の馬)・・・現実問題ですね?

・ 迫害(!)・・・・日本も例外ではありません。用意できてますか?

・天変地異(7つのラッパ)。血の混じった雹と火、火の燃えている大きな山、たいまつのような星、太陽と月が暗くなる、イナゴ、2億の軍勢・・・・何のこと?

・反キリストの登場と獣の印・・・・用意していないと知らないうちに巻き込まれる?

・イエスキリストの再臨は艱難前?中?後?・・・用意していないと突然襲われる?

・7つの鉢のさばきとは?

 

5.バビロン(堕落した教会)から脱出が必要?

「倒れた。大バビロンが倒れた。そして、そこは悪霊どもの住みか、あらゆる汚れた霊の巣窟、あらゆる汚れた鳥の巣窟、あらゆる汚れた忌まわしい獣の巣窟となった。~わたしの民よ、彼女から離れ去れ。その罪に加わったり、その災いに巻き込まれたりしないようにせよ。」黙示録 18: 2、4

 

聖書は終りの時代に再び、大バビロンが出現するので、出エジプトならぬ、「出バビロン」を命じています。

問題はこの「大バビロンとは何か?」ということです。いろいろですが、個人的には、終わりの時代の宗教の集合体、エキュメニカル運動によるNWO(New World Order)だと思っています。この中にはキリスト教会も含まれますので、もし、自分の教会や教団が、このバビロンに向かっているなら、早急に脱出する必要があります。

出バビロン - 聖書の知恵

 

6.自分の役割(ミッション)に励みましょう

神がひとり一人に与えた役割(ミッション)があります。マタイ 24章 25章に沿って福音宣教の自分の役割に励んでいきましょう。

 「主人が帰って来たとき、言われたとおりにしているのを見られる僕は幸いである。」皆さんに与えられた役割は何ですか?それを実行していますか? 

                             

 「賢いおとめたちは、それぞれのともし火と一緒に、壺に油を入れて持っていた。」 私たちの内にある油、つまり御霊の実(愛、喜び、平安、忠実。。。)を実らせることは常に神が求めていることです。

  

  「 御覧ください。ほかに五タラントンもうけました。』 主人は言った。『忠実な良い僕だ。」 誰にでも、役割のためにタラントンつまり才能が与えられています。有効に使いましょう!

 

7.そして今の平和を楽しんで!(*これを書いた時点より世界が悪化してるかも)

最後に今の平和の生活を 楽しんでください。

終末を意識すると、何か心配と恐怖の中で過ごすイメージがあるようですが、、、、とんでもない!逆です!何気ない日常がキラキラ輝いてきます!

終わりを意識すればこそ、 日常生活を楽しめるのです。 家事をすることが楽しい 、仕事が楽しい、色々な人との交流が楽しい、、、、etc

余命宣告された人が一日一日を大切にするのと同じです。

 

また、今だから安心してできることがあります。例えば 聖書研究ができます。 ゆっくりと 聖書が何を言ってるかを 考えたり、調べたり、学んだりすることができます。いざ、迫害や災害が起きてしまってからでは、大変です。

世の中で何が起きているか、 ニュースを見たり 色々な本を読んで調べたり 、色々な人と議論したり 、こういったことを 楽しむことができる のも、今だけです。とても充実した時間ですよ。

以下は、世の中をサバイバルしよう!というプレッパーPrepper達のスローガンですが、私達も見習いたいです。プレッパー - Wikipedia

  

 「 Hope for the best(最善を期待する)
      but prepare for the worst!(でも、最悪を想定して用意する!)」