聖書の知恵

主を恐れることは、知恵の初め ―聖書―

神のみ声を聞く祈り

祈りの中で神のみ声を聞いてますか?

声といったって、実際耳に聞こえる声ではないです。(それも、たまにありますが)

祈りとは、神様とのコミュニケーションです。そしてコミュニケーションとは一方通行ではなく、双方向です。

まず、人間⇒神 「○○を感謝します。○○お願いします。」ですが、、、

その逆、神⇒人間の方向、「神様が私に何を伝えようとしているのか」を理解する祈りです。これを「聞く祈り」と呼ぶことにします。私は信じた時からこれを実践していましたが、この聞く祈りをするクリスチャンは意外に少ないのです。

今回は、神様とのコミュニケーションがもっとリアルになる、聞く祈りについて紹介したいと思います。

 

1.まず、「神は私に語りかける」と信じましょう。

多くのクリスチャンは、「神が個人的に語りかける」ということを実際は信じていなかったり、むしろ否定したりします。

でも聖書の中で、神はいろいろな人に様々な語りかけをしています。使徒行伝でアナニヤはパウロのために祈る使命を語られました。そのパウロもいつも神の指令を受けていましたし、聖書に登場する人はほとんど神の声を聞いています。

まず、「神は私に語りかける」と信じましょう。

 

2.神に従う信仰をもって祈りましょう。

神様から、「あれしなさい、これしなさい」と語られてもそれに従わないなら、全く意味がありません。神は、従う意思のない人には語られないでしょう。

自分に従う信仰があるか?そもそも信仰とは神に従うことですよね。その部分に光をあてていただき、必要なら悔い改めましょう。

 

3.5W1Hを問いかけましょう。

神からの具体的な回答、具体的な導きを願うなら、祈りも具体的に問いかけていかねばなりません。

「when いつ? whereどこで? who誰と? whyなぜ? what何を? 

howどのように? すればいいのですか?」

と聞いていくことです。このように祈る人はびっくりするほど少ないです。

例えば病気。私は線維筋痛症という難しい病気にかかってしまい、祈りました。

すると

「(when)すぐに、(where)福岡にいき、(who)ある団体の代表と(what)会いなさい。(why)医者の薬では悪化するからです。」

と語られました。そこで自然食治療を教えてもらい、それで、癒されたのです!実際はこんな簡単ではなく、ひとこと、ひとこと語られ、時間をかけて導かれたのですが。

 

4.そして聞く実践!

聞かなければ、聞こえません!

問いかけた後は、神に心の耳を傾けて「聞く時間」を持ちましょう。このような「聞く時間」を設ける教会も本当に少ないです。

必ずしも座って祈りの姿勢をとり続ける必要はないと思います。私は個人的に家事と散歩のときが、心の耳が研ぎ澄まされて、よく神からのインスピレーションがやってきます。これは人それぞれですね。

 

 5.語りかけの方法

神は、聖書でもいろいろな方法で語りかけをしています。その方法をいくつかあげると

聖書のみことば 何といってもこれが基本です!ある聖句が、気になる、目に飛び込む、心にささる、心に響く、、、、これは多くの人が実践してますね。

祈りの中の思い 祈っているとき、具体的な言葉として、インスピレーションとして、また平安や不安として、示してくれます。

教会のメッセージ 牧師が祈って準備してくれたものなので語られやすいです。しかし、鵜吞みにすることは危険です。

預言などの御霊の賜物 預言が語られたら、自分で吟味する必要があります

人のアドバイス クリスチャンでないときもよくあります。吟味が大切です。

本やメディア 最近のメディアはサタンの影響が強いので気をつけないといけませんが、その中にも神の語りかけはあります。

 

 5.聞いたら、見分け、吟味する

「すべてを吟味して、良いものを大事にしなさい。」1テサ5:21

とあるように、神かな?と思ってもすぐに受け入れてはいけません!!

本当に神からか、どうか、吟味することが、と~~~~っても大切です!

逆に吟味しないなら、聞いてはいけない!!と思ってください。

サタンは聖句でさえ悪用しますし、まして自分の思いや人から言われたことは吟味が必要です。

ではどうやって吟味するのでしょうか?

聖書で。 聖書のみ言葉に反することを神は決して語りません。

祈りで。吟味のための祈りをしていきます。「これは本当に主から来たものですか?それとも私の思いですか?サタンですか?・・」神から来たものであるときに平安があったり、逆に神からのものでないときは違和感を感じたりします。

御霊の実による判断聖霊によって、この言葉の奥にある動機、心の傷、悪い欲などを、吟味していきます。悪い動機や欲から来ていたら、切り捨てましょう。

牧師や兄弟姉妹に相談他の人から見たら、正しく判断できることも多いです。自分のことは、自分が一番見えないものです。

状況による判断。どう考えても状況と合わないことなどは、切り捨てましょう。

一歩実行してみて、判断。一歩進んだら、ハッキリ「神だ!」とわかるような印があったり、逆に「間違いだ!」とわかる時もあります。

最終的判断は本人!  人から聞いても最後は本人が判断します!自己責任です!

 

6.実行する!

  聞いて、吟味した神の声に従いましょう

  この信仰がないと意味がありません。

 

7.成長し続ける!

失敗もあり!です。失敗から必ず学ぶことができます。

悔い改め、続けていくことで、聞く力が増していき、より神とリアルなコミュニケーションがとれるようになります。

 

世の終わりが近づいている中、このようにリアルに神に従うことが益々必要になっているのではないでしょうか。ともに聞いていきましょう!

 

「主よ、お語りください。しもべは聞いております!」(サムエル上3:9)