「教会のカルト化」という言葉を聞いたことがありますか?最近キリスト教界の中でよく話題になってきた言葉です。バイブル・カルトということもあります。
実をいうと、私の母教会も残念ながら、カルト化してしまったので、苦しい思いをして脱会したという経験があります。
今回はこの「教会のカルト化(バイブル・カルト)」について考えていきたいと思います。
1.いわゆる異端と「教会のカルト化」は違う!
カルトと聞いてまず思いつくのは、あのオウム真理教でしょうか。でもキリスト教ではないので、教会のカルト化とは別にします。
また、エホバの証人、モルモン教は、キリストが神であることを正式に否定しているなど「キリスト教の異端」と呼ばれているもので、教会のカルト化とは違います。
では教会のカルト化(バイブル・カルト)とは?
2.教会のカルト化(バイブル・カルト)とは?
ズバリ、聖書や、使徒信条などを「表向きは認めている」と言いながら、その「実際は否定」している教会を指します。
キリストではなく「牧師や組織が神になっている」偶像礼拝教会です。
もともとは、健全な教会だったというところが多いと思いますが、次第に変質していったと思われます。会員は恐怖で支配され、縛られていきます。
牧師は最近話題の自己愛パーソナリティやサイコパス的な人が多いようです。
3.カルト化した教会の特徴は?
①牧師や教会の権威が強く、実質、神ご自身や聖書より優先される。
②服従を強要され、牧師や教会への批判が許されない。
③上下関係が強力で、会員同士の交流が乏しい。
④思考停止で、ひたすら教会の考えに洗脳されていく。
⑤外部との交流、情報を遮断される。
4.脱会しようとすると?
常に自分たちの教会が、最高に良い教会だと暗示しています。
脱会しようとすると「他の教会に行ったら、祝福を失いますよ」と説得します。
ひどくなると「呪われますよ。」と脅します。
5.日本の教会はみなカルト化?
カルトというのは、リーダーや組織を神とする偶像礼拝です。
日本では宗教団体を初め、会社、学校、各団体、どんな集団においても、「組織の色に染まる」のが普通のことであり、リーダーや集団に従い、自分の意見をもたず、上の批判をすることもない。。。。。カルトと同じ性質を持っています。
日本の文化、価値観が、カルト化しやすい性質を持っています。
ですから、多くの教会が結構カルト化しているそうです。そういうわけで、おススメできる教会がすごく少ないですし、私は「家の教会」という教会生活を選んでいます。
6.歴史に見るカルト化教会・・・・・カトリック
歴史上最も有名なカルト化教会はカトリックだと思います。ヨーロッパ中世の暗黒時代、免罪符、宗教裁判、魔女狩りといったものが、カトリック教会の指導の下、正しい行いとして皆に教えられていました。
その頃の多くのクリスチャンは、この残酷な行いが神のみこころだと信じていたのです。それで、ルターやカルバン達が宗教改革を起こしたのですが・・・・・
現在も新たな「暗黒時代」で、多くのクリスチャンが騙されているかもしれません。
7.世界中のキリスト教会がカルト化?
カルト問題の専門家、村上密牧師によると今、日本でも世界でも、教会のカルト化が進んでいるということです。
世界的にカトリックは、未だにバイブルカルトの一つと言えると思いますし、
キリスト教プロテスタントの福音派や聖霊派でもカルト化が進んでいるそうです。
大切なのは自分はどうか?と考えてみることですね。
教会のカルト化を他人事にしないでください!
カルト化した教会(バイブル・カルト)からの脱出 - 聖書の知恵 (hatenablog.com)
わたしの民よ、彼女から離れ去れ。その罪に加わったり、/その災いに巻き込まれたりしないようにせよ。黙18:4