聖書の知恵

主を恐れることは、知恵の初め ―聖書―

311からのメッセージ 「率先避難者たれ!」

本日は2021年3月11日。2011年に発生した東日本大震災の10年の節目です。

テレビなどで、この10年を振り返って、いろいろな特集が放送されています。その中で、心に刺さった言葉が

「率先避難者たれ!」

という言葉です。これは一言で言えば、津波が来ようとしているときに、周りの人達に「危ないから、逃げて~!」と叫ぶ人になれ!ということです。

ああ、これは、私が神様から頂いている役割と同じだ!と思いましたので、それを「311」と「聖書的」の二つの視点で比べて考えてみたいと思います。

 

1.人は、津波がきても逃げない?

ある人は、ブログでこう言っています。

**************引用はじめ

津波から逃げないといけないことはわかってる。だけど

「どうしても我が事と感じられない」

「実際に地震があった時、本当に逃げればいいのかわからない」

「自分だけ逃げるのは恥ずかしい」

と感じている人も多いのではないでしょうか?

**************引用終わり

津波避難の3原則「想定にとらわれるな」「最善をつくせ」「率先避難者たれ」 - 人が死なない防災 (bosai311.com)

これを安全性バイアスと呼びます。そういう人々の多くが残念な結果を迎えたのを反省

して、有名な津波避難の3原則」ができました。

 

2.「津波避難の3原則」とは?

①想定にとらわれるな!

 自然現象は何が起きるか「予想」することはできても、結局のところ、わかりません。常に「想定外」があると想定すべきです。

 

②最善をつくせ!
「この高さなら大丈夫」「まだ時間があるから大丈夫」と思わずに、想定外を見越してすぐに避難を始め、時間がある限りできるだけ高いところに逃げるということです。

 

③率先避難者たれ!(最重要)
津波警報が出たとき、周りの様子を伺うだけで、とっさに走って逃げる人は少ないそうです。ですから、自分がまず避難をしながら、「津波が来るぞ!逃げるぞ!」と叫ぶことがとっても重要なのです。このような人を「率先避難者」と呼びます。

 

3.「終末の聖書的3原則」

ここからが本番です!私は「津波避難の3原則」を神様のメッセージとしてとらえています。津波「終末の困難」に置き換えた「終末の聖書的3原則」です。

 

①想定にとらわれるな!

終末論に関しては、「艱難前携挙、艱難中、艱難後」といった議論、ディスペンセーション、置換説もあります。一番多いのは、「あまり考えていない。」ですね。とにかく多種多様で、どれが正しいかわかりません。その割には自分の教会、教団の想定を鵜呑みにしている人が多いようです。

いずれにしてもイエス様は、終末という津波について、おっしゃいました。

「そのときには、世界の初めから今までなく、今後も決してないほどの大きな苦難が来る。。。」マタイ24:21

 「人々が”無事だ。安全だ”と言っているそのやさきに、突然、破滅が襲うのです。ちょうど妊婦に産みの苦しみがやって来るのと同じで、決してそれから逃れられません。
戻る」1テサロニケ5:3

 

②最善をつくせ!

「信仰を持っているから、大丈夫」「まだ時間があるから大丈夫」「教会の皆と行動しているから大丈夫」。。。。

本当ですか?本当に聖書はそう言ってますか?聖書的といいいますが、教団教派で、言うことはバラバラですよね。

エス様は多くの人が広い滅びに至る道を歩んでいると警告されました。

「狭い門から入りなさい。滅びに通じる門は広く、その道も広々として、そこから入る者が多い。しかし、命に通じる門はなんと狭く、その道も細いことか。それを見いだす者は少ない。」マタイ7:13,14

 

キリストの道は細い道です。常に、真実な道を求め続けましょう。

 

③率先避難者たれ!

率先避難者たれ!これが、311の時から、神さまから私に与えられた役割だと信じています。それは、見張り人です。

「人の子よ、私はあなたをイスラエルの家の見張りとした。あなたは私の口から言葉を聞き、私の警告を彼らに伝えなければならない。」エゼキエル33:7

旧約時代の見張り人、エゼキエルはイスラエルに対して警告する役割を担っていました。まさしく、率先避難者です。敵が来たら「敵が来るよ~!」と叫ばなくてはいけないのです。

 

4.何を警告しているのか?

もし、津波が来るというのに、大勢の人が海に向かう道を知らずに、どんどん進んでいたら、どうしますか?
「その道は、危ないですよー!その道は違いますよー!海に向かってますよー!」
と叫ぶでしょう。そして
「こっちが安全な道ですよ!高台への道は、こちらですよ!」
と叫ぶでしょう。

このブログで、初めから伝えようとしている警告というのは

  • ということです。また、
  • 「あなたは、冷たくもなく熱くもない。むしろ、冷たいか熱いか、どちらかであってほしい。熱くも冷たくもなく、なまぬるいので、わたしはあなたを口から吐き出そうとしている」黙示3:15,16
  • とも、言われています。多くのクリスチャンが生ぬるいので、吐き出される。吐き出される人は、天国には入れません
  • 生ぬるい信仰ではないですか? - 聖書の知恵 (hatenablog.com)

 

「十人のおとめがそれぞれともし火を持って、花婿を迎えに出て行く。そのうちの五人は愚かで、五人は賢かった。愚かなおとめたちは、ともし火は持っていたが、油の用意をしていなかった。賢いおとめたちは、それぞれのともし火と一緒に、壺に油を入れて持っていた。
愚かなおとめたちが買いに行っている間に、花婿が到着して、用意のできている五人は、花婿と一緒に婚宴の席に入り、戸が閉められた。その後で、ほかのおとめたちも来て、『御主人様、御主人様、開けてください』と言った。しかし主人は、『はっきり言っておく。わたしはお前たちを知らない』と答えた。だから、目を覚ましていなさい。あなたがたは、その日、その時を知らないのだから。」マタイ25:1-13

そして、半分の乙女(クリスチャン)が、油(聖霊)を用意してないので、花婿(イエス様)に知らない(天国に入れない)と言われてしまいます。

これが現状です。この現状を警告しなさいと言われています。

 biblewisdomさんのプロフィール - はてな (hatena.ne.jp)

 

5.ぜひ、ご自分で検証して下さい!

ですから、私は、全てのクリスチャンの皆さんに伝えたいのです。

「広い道(滅びに至る道)を歩んでいませんか?」

「もしかしたら、そっちに行くと、津波(滅び)ですよ!」

「細い道(天国に至る道)をいきましょう!」

そして勿論、

誰が広い道で、誰が細い道を歩んでいるか? 私にはわかりません。

それを確認するのは、ご自分の責任なのです。

最後の審判で、「だって牧師が大丈夫と言ったんです。」とか「教会でこう教えてもらったんです。」などと言っても通用しません。

だから、今!ご自分で!信仰を検証してください!

信仰に入ったとき、聖霊を受けましたか? - 聖書の知恵 (hatenablog.com)

 

6.最後に
先程のブログの最後にこんなことが書いてありました。

**************引用はじめ
以上が津波避難の3原則でした。これを理解するだけでなく、実際に実行することを約束してください。あなたが勇気を持って一番最初に避難をしてください、そうすればみんなが助かります。

空振りでもいいんです!

空振りの積み重ねでいざという時に命を守ることができます。東日本大震災で被害にあった中学生がこんな言葉を残しています。

100回逃げて、

100回来なくても、

101回目も必ず逃げて!」

************引用終わり

その通り!この精神が、とってもとっても大切ですよね!

自分の信仰を検証してみて、「なんだ!やっぱり正しいじゃないか!」と

空振りしてもいいじゃないですか!ことは天国か?地獄か?の問題ですから。

ぜひ空振り覚悟で

100回検証して、

100回空振りしても、

101回目も必ず検証してください!

 

皆さんもぜひ、

聖書的「率先避難者たれ!